2026年4月12日

【第5話】子どもがいないご夫婦の老後資金 ― “使わなかった後悔”と“使いすぎた後悔”  浜松・静岡県西部の事例

浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部でご相談を受けていると、

子どもがいないご夫婦に共通するテーマがあります。

それは、

「残す相手がいないなら、使えばいいですよね?」
でも
「減っていくのはやっぱり不安です」

という“揺れる気持ち”です。

公務員を勤め上げた方や、
ヤマハ・ヤマハ発動機・スズキ・ホンダ・浜松ホトニクス・ローランドなど上場企業OBの方は、

特に堅実で、
お金を守る意識が強い傾向があります。

今日は、そのバランスのお話です。


1.一番多いのは「使わなかった後悔」

実際の相談現場で多いのは、

「もっと元気なうちに旅行に行けばよかった」
「遠慮せず住み替えればよかった」

という声です。

子どもがいない場合、

相続のことを気にせず使えるはずなのに、

“減る不安”が勝ってしまう。

特に、

相続でまとまった資産を受け取った方ほど、

「減らしてはいけない」

という心理が強くなります。


2.相談事例(浜松市・70代ご夫婦)

浜松市在住のA様ご夫婦。

資産は約6,500万円。
生活費は年金で足りていました。

それでも、

10年以上、旅行に行っていませんでした。

理由は、

「介護になったらどうするか分からない」

前回の記事でお伝えしたように、

介護予備費を1,200万円確保。

90歳までのシミュレーションも実施。

すると、

「数字を見たら、急に動けるようになりました」

翌年、北海道旅行へ。

お金が増えたのではありません。

安心が増えたのです。


3.一方で「使いすぎた後悔」もある

反対に、

退職直後の“開放感”で

・高額リフォーム
・高級車購入
・大きな生前贈与

を行い、

後から不安になるケースもあります。

磐田市のB様は、

退職金で大規模リフォーム。

その後、奥様が要介護に。

「もう少し段階的にやればよかった」

とおっしゃいました。

問題は支出そのものではなく、

順番と設計でした。


4.子どもがいない世帯の特徴

● 相続の義務感が少ない
● でも“ゼロ”にする勇気もない
● 最後のお金の行き先が曖昧

この状態だと、

・使わずに終わる
・逆に不安で抱え込む

どちらかに傾きやすいのです。


5.後悔しないための3つの視点

① 活動期(65〜75歳)に何をしたいか
② 介護予備費はいくら確保するか
③ 収入化(終身年金など)はどうするか

この3点が決まれば、

「使う」「守る」のバランスが取れます。


6.浜松・静岡県西部ならではのポイント

この地域は

・持ち家が広い
・車社会
・地元志向が強い

ため、

・自宅修繕
・住み替え
・車の維持

が大きなテーマになります。

特に、

湖西・掛川・袋井など郊外では、

将来的な住み替えも検討課題です。

早めに考えておくことで、

後悔は減ります。


7.“使い切る”のではなく“活かす”

老後資金は、

使い切るためのものではありません。

残すためだけのものでもありません。

人生を豊かにするためのもの

です。

子どもがいないご夫婦は、

自分たちの時間を最優先できます。

それは、とても大きな強みです。


まとめ

後悔は、

「設計がない」ときに生まれます。

・安心額を決める
・介護費を確保する
・収入の仕組みを作る

その上で使う。

浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部にお住まいの皆さまも、

不安で止まるのではなく、
安心の中で前に進んでほしいと思います。


■ シリーズインデックス

(浜松・静岡県西部/子どもがいないご夫婦のための老後資金シリーズ)

第1話:子どもがいないご夫婦の老後資金 ― 「残さなくていい」は本当に安心?
第2話:いくらあれば安心?具体的金額の考え方
第3話:終身年金という安心の作り方
第4話:医療・介護費の現実(静岡県西部版)
第5話:使わなかった後悔・使いすぎた後悔
第6話:認知症リスクと任意後見契約
第7話:相続・遺贈寄付・死後事務委任
第8話:不動産管理と自宅売却
第9話:FPという“伴走者”を持つ安心
第10話:まとめ ― 30年後も笑顔でいるために


家計のサポートセンターでは、お客様に寄り添って「30年後も笑顔」であることを目指します。
浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部にお住まいの子どもがいないご夫婦が、不安に縛られることなく、安心の中で人生を楽しめる設計を一緒に考えていきます。どうぞお気軽にご相談ください。


次回は
【第6話】認知症リスクと任意後見契約

をお届けします。

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