2026年2月20日

【第一話】浜松で退職金を受け取ったら最初にやるべきこと

増やす前に考えたい「人生の棚卸し」

浜松で長年働き、定年を迎え、退職金を受け取る。

公務員として勤め上げた方。
ヤマハ
ヤマハ発動機
本田技研工業(ホンダ)
スズキ
浜松ホトニクス
ローランド

こうした企業で勤め上げられたOBの方。
あるいは、ご夫婦ともにフルタイム勤務で、それぞれ退職金を受け取られる方。

浜松では退職金の金額は幅があります。

さらに、60代・70代になると相続で数千万円の現金を受け取る方も増えてきます。

つまり、
一生で最も大きなお金を一度に手にするタイミング が、今です。

しかし、多くの方が最初に考えるのはこうです。

「減らしてはいけない」
「とにかく守らないと」
「増やした方がいいのだろうか?」

実は、本当に最初にやるべきことは
“増やすこと”ではありません。


退職金は「最後の給料」ではない

退職金を受け取った瞬間、多くの方は守りに入ります。

普通預金へ。
定期預金へ。
「とりあえず様子見」。

その気持ちはとても自然です。

ですが、少し視点を変えてみましょう。

65歳で退職。
平均寿命が90歳近く。

これから25年以上の時間があります。

退職金は
「仕事のご褒美」ではなく
“これからの人生の活動資金” です。

増やすかどうかの前に、

これを整理しないまま運用を始めるのは、
地図を持たずに出発するのと同じです。


退職後の後悔で多いもの

これまで多くの相談を受けてきました。

後悔のパターンは大きく3つです。

① 使わなかった後悔

「もっと旅行すればよかった」
「元気なうちにやりたいことをやればよかった」

70代後半になると、

などで“使いたくても使えない”状況になることがあります。


② 早期死別の後悔

ご主人が亡くなったあと、奥様がこう言われました。

「あんなに貯めたのに、使わなかった」

お金は「残す」ことも大切ですが、
使うべきタイミングを逃すこともリスク です。


③ 不安で動けなかった後悔

将来が不安で、
何も決められず、何も使えず、
気づけば10年経っていた。

これが一番多いケースです。


では最初に何をするべきか?

答えはシンプルです。

「人生の棚卸し」をすること。


人生を5年ごとに分けて考える

退職後を25年間と仮定します。

この5年単位で、

を書き出していきます。

例えば:

65〜70歳
・ヨーロッパ旅行(100万円)
・自宅リフォーム(300万円)

70〜75歳
・孫の教育支援(200万円)

75歳以降
・医療・介護予備費

このように整理するだけで、
退職金は「守る対象」から
「使う設計対象」 に変わります。


具体例:退職金2,400万円の場合

仮に2,400万円を受け取ったとします。

年200万円ずつ取り崩すと、
12年でゼロになります。

しかし、もし一部を年2%で運用しながら使えばどうなるか。

単純計算ですが、

2,000万円を年2%で運用しながら
年150万円取り崩した場合、

資産寿命は約18〜20年まで延びます。

これが
「資産寿命を延ばす」考え方 です。

増やすことが目的ではありません。

使いながら、減りにくくする。
その結果、安心して使える。

これが本質です。


インフレという見えないリスク

仮に物価が年2%上がると、

20年後には生活費は約1.5倍になります。

今の月20万円の生活費は、
将来30万円近くになる可能性があります。

現金だけで保有することは
一見安全に見えて、
購買力が下がるリスク があります。

だからこそ、

“守るために増やす”設計 が重要になります。


年金のように受け取る仕組みという考え方

退職後の不安の多くは、

「毎月いくら入ってくるのか分からない」

という不安です。

一部の資産を
年金のように定期的に受け取れる仕組みに変えることで、

が大きく変わります。

終身で受け取れる仕組みという選択肢もあります。

これらは
単なる“商品選び”ではなく
人生設計の一部として考えるもの です。


家計のサポートセンターの立場

私たちは

「とにかく増やしましょう」とは言いません。

しかし、

「全部現金で持ちましょう」とも言いません。

私たちが提案するのは、

  1. キャッシュフロー表を作る
  2. 〇〇歳で〇〇万円を残す中間目標を決める
  3. それ以外は“安心して使えるお金”と定義する

この設計です。

例えば:

85歳時点で1,000万円を残す設計。

そこから逆算すると、

「今使えるお金」が見えてきます。

この“見える化”があるからこそ、
安心して旅行にも行けるのです。


将来の資産凍結リスクも忘れてはいけない

認知症になると、
金融機関の口座は凍結される可能性があります。

家族が困るケースは少なくありません。

だからこそ、
元気なうちに整理しておくことが重要です。

専門家が伴走する意味は、
ここにあります。


子ども世代にも読んでほしい

40代・50代の子世代の方へ。

ご両親は

「迷惑をかけたくない」と思っています。

しかし実際は、

という状態が多いのです。

一度、一緒に話し合う時間を持つこと。

それだけで将来の不安は大きく減ります。


退職金は「幸せに使い切る」ためにある

守ることも大切。
増やすことも大切。

しかし最終目的は、

幸せな時間を増やすこと。

そのために、

という設計が必要になります。


浜松で退職金相談をするなら

家計のサポートセンターでは、

を行っています。

対面(浜松)でも、
オンラインでも対応可能です。

退職金を受け取った今こそ、
一度立ち止まり、

これからの人生の設計図を作ってみませんか?


次回は、

「退職金を使えない人が後悔する理由」

について、
さらに具体的な事例を交えてお伝えします。

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