2026年3月25日

【第4話】子どもがいないご夫婦の医療・介護費 ― 浜松・静岡県西部で本当に備えるべき金額とは?

浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部でご相談を受けていると、

子どもがいないご夫婦から必ず出るテーマがあります。

「介護になったらどうなりますか?」
「迷惑をかける人がいない分、不安です」

公務員や、ヤマハ・ヤマハ発動機・スズキ・ホンダ・浜松ホトニクス・ローランドなど上場企業を勤め上げた方ほど、

“迷惑をかけたくない”
という思いが強い傾向にあります。

今日は、その不安を数字と現実で整理します。


1.医療費は“思ったより抑えられる”

まず医療費。

高額療養費制度があるため、
現役時代のように青天井ではありません。

一般的な年金世帯であれば、

● 入院しても自己負担は月数万円程度
● 長期化しても上限がある

つまり、

医療費単体で家計が破綻するケースは少ない

のが実情です。

本当に備えるべきは、次です。


2.問題は「介護費」

介護は、

・期間が読めない
・誰が手続きするのか
・施設に入れるのか

という“お金以外”の問題も含みます。

介護費の目安

● 在宅介護:月5〜10万円程度(自己負担+サービス外費用)
● 施設入居:月15〜25万円程度
● 入居一時金:数百万円かかる場合も

静岡県西部では、
特に浜松市内は施設の選択肢が多い一方、
人気施設は待機もあります。


3.相談事例(袋井市・70代ご夫婦)

袋井市のM様ご夫婦。

ご主人が軽度認知症と診断。

資産は十分にありましたが、

奥様はこうおっしゃいました。

「お金よりも、私が倒れたらどうなるのかが怖い」

子どもがいない場合、

“介護を頼める家族がいない”

という心理的不安が非常に大きいのです。

このご夫婦は、

・介護費の試算
・施設候補の確認
・任意後見の準備

まで行い、

「道筋が見えただけで安心しました」

とおっしゃいました。


4.浜松・磐田エリアの特徴

静岡県西部は、

● 持ち家比率が高い
● 夫婦2人暮らしが多い
● 車社会

という特徴があります。

つまり、

・自宅で介護する場合、住宅改修費がかかる
・車を手放す時期も検討が必要

といった“地域特有の支出”もあります。


5.備えるべき現実的な金額

多くの子どもがいない世帯では、

介護予備費として1,000万〜1,500万円程度

を“安心枠”として確保できると、
心理的に安定します。

もちろん、

全員がその金額を使うわけではありません。

ですが、

「確保してある」

という状態が大切なのです。


6.お金以上に大切な準備

実は、

介護問題の半分は“手続き”です。

・銀行口座は凍結しないか
・施設契約は誰がするのか
・認知症になったら誰が判断するのか

これは次回詳しくお話ししますが、

判断能力があるうちの準備

がすべてです。


7.“使わなかった後悔”を防ぐためにも

介護が心配で、

・旅行を我慢
・趣味を諦める

方もいます。

しかし、

過度に心配しすぎると、

「元気な時間」を失います。

必要額を整理し、

残りは安心して使う。

これが、子どもがいないご夫婦のバランスです。


まとめ

医療費は制度が守ってくれる部分が大きい。
本当に備えるべきは介護費。

そして何より、

お金の問題を“見える化”することが不安を減らします。

浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部で暮らす皆さまも、

地域の実情に合わせた設計が必要です。


■ シリーズインデックス

(浜松・静岡県西部/子どもがいないご夫婦のための老後資金シリーズ)

第1話:子どもがいないご夫婦の老後資金 ― 「残さなくていい」は本当に安心?
第2話:いくらあれば安心?具体的金額の考え方
第3話:終身年金という安心の作り方
第4話:医療・介護費の現実(静岡県西部版)
第5話:使わなかった後悔・使いすぎた後悔
第6話:認知症リスクと任意後見契約
第7話:相続・遺贈寄付・死後事務委任
第8話:不動産管理と自宅売却
第9話:FPという“伴走者”を持つ安心
第10話:まとめ ― 30年後も笑顔でいるために


家計のサポートセンターでは、お客様に寄り添って「30年後も笑顔」であることを目指します。
浜松・磐田・湖西・袋井・掛川など静岡県西部にお住まいの子どもがいないご夫婦が、介護や医療の不安を整理し、安心してこれからの時間を過ごせるようサポートいたします。どうぞお気軽にご相談ください。


次回は
【第5話】使わなかった後悔・使いすぎた後悔

をお届けします。

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